mamekoこんにちは!「ワキガ専科」管理人のWebライターまめこです。
私は小5でワキガを発症して、22歳でシェービング手術、30代でチチガ・スソガを自覚、40代でワキガ再発という、まさに「におい人生」を歩んできました。
ワキガって、本当に人に相談しにくい悩み。
「私って臭ってる?」「電車で隣の人が鼻を押さえたのは気のせい?」って、心がえぐられる瞬間、ありますよね。
でも、ワキガってただの「体質の不運」じゃなくて、ちゃんと科学的に説明できるんです。今日は、私が当事者として徹底的に調べ、かつ実体験と照らし合わせた「ワキガの科学」をお話しします。
ワキガ(腋臭症)の原因とは?小学生でもわかる基礎知識
ワキガの嫌な臭いの原因とメカニズム
まず押さえておきたいのは、人間の身体中の皮膚には大きく2種類の汗腺があるということ。


- エクリン汗腺
99%が水分。サラサラの汗。体温を下げるための汗。においはほぼゼロ。 - アポクリン汗腺
タンパク質、脂質、糖、アンモニア、鉄分まで混ざっている「栄養分たっぷりの汗」。
エクリン汗腺とは
エクリン汗腺の特徴
手のひら、足のうら、顔、背中…ほぼ全身に分布している(特に手のひらと足の裏に多い!)
人によって差はあるけど、200万〜500万個くらいあると言われています。
構造は、皮膚の下でクルクルした形(コイル状)になっていて、そこから細い管を通って塩分を含んだを汗を出します。
成分はほぼ水!成分の約99%が水で、残りは塩(ナトリウムやカリウム)、乳酸、尿素などが少しだけ含まれています。
エクリン汗腺の役割
- 体温調節
→ 運動したり暑いときに汗を出して、汗が蒸発するときに体の熱を奪い、体温を下げる。
(例:扇風機にあたると涼しいのも「汗が早く蒸発するから」) - 手足のグリップ力
→ 手のひらや足の裏の汗は、物をつかむときにすべらないようにする働きもある。 - 感情性発汗
→ 緊張したとき、手のひらに汗をかくのもエクリン汗腺の働き。
エクリン汗腺の汗のにおいは?
エクリン汗自体は「ほぼ水」だから ほとんど匂いません。
でも、たくさん汗をかいて 皮膚の常在菌(皮膚にいる細菌)が汗の成分(乳酸や尿素など)を分解すると…ツンとした「酸っぱい匂い」や「汗くさい匂い」になることがあります。
つまり、エクリン汗腺=匂いの元ではなく、匂いが出るのは皮膚に住み着いている菌の働きということなんです。
アポクリン汗腺とは


アポクリン汗腺の特徴
脇、乳首まわり、陰部、耳の中など(マンマリーライン) 体の一部だけ にある特殊な汗腺。全身の汗腺の数には個人差があり、ワキガ体質の人は多い傾向にあると言われていて、しかも大きく発達している!!!(想像したらなんか鳥肌が・・笑)分泌量が桁違いに多いのです。嬉しくない!!
思春期になると発達してくるホルモン依存性です。
出す汗は 白っぽくネバっとした汗で、脂質・タンパク質・アンモニア化合物・ステロイドホルモン代謝物など。エクリン汗腺の汗と比べるとかなり栄養豊なんです。
アポクリン汗腺の役割
エクリン汗腺の汗が「体温調節&滑り止め」なら、アポクリン汗腺は コミュニケーション&フェロモンの役割が大きいと言われているんです。
進化の観点から分析すると、人間の祖先(哺乳類)にとっては、匂いで仲間を識別してきました。発情の合図や異性への性的なアピールにも匂いが重要な役割を果たします。
もう一つ、重要なのは自分のテリトリーや生物としての強さのアピールという役割も!
つまりアポクリン汗は 匂い物質の原料 であり「匂い=言葉の代わりのサイン」だった。
人間も昔は匂いで「相手が誰か」「今どんな状態か」を認識できたっていうことなんだそうです。



つまりワキガ体質の人は、動物学的な観点から見ると「異性にとって魅力的」で「生存本能が強い」とも言えるんです!ただ、日本で社会生活を送る現代人に当てはめてみると・・・生きづらさと悩みの種以外のなんでもない!!
ワキガ臭が発生する原因メカニズムを徹底解説
ここまでは、私たちの皮膚には2種類の汗腺があって、ワキガ体質の人は「アポクリン汗腺」の数が普通の人より多く、しかも大きく発達していて汗の分泌量が多い。ここまでは理解していただけたと思います。
それではどうして、その無臭であるはずのアポクリン汗が、あの嫌なワキガ臭に変わってしまうのか!涙
ちゃんと化学的なメカニズムを紐解いて、私たちの憎き「敵」の正体をまずは理解するところからスタートしましょう!
アポクリン汗が「ワキガ臭」に変わるメカニズム
自律神経の働きで、アポクリン汗腺が活発になると、毛穴を通ってアポクリン汗が皮膚にじわっと溢れ出します。この時点はほぼ無臭。


ステップ1:皮膚の常在菌との遭遇


私たちの皮膚には常在菌という目に見えない菌がおびただしい数住んでいます。
- コリネバクテリウム属
- スタフィロコッカス属(ブドウ球菌)
特にこの2つの菌は「皮膚の掃除屋さん」みたいな存在。汗や皮脂を分解して自分の栄養にして生きています。
ステップ2:菌による分解反応(無臭 → ワキガ臭発生)


私たちの脇にあるアポクリン汗腺から出た汗を、常在菌が分解を始めると、匂いを持つ物質が発生します。
具体的には:アポクリン汗に含まれる成分の分解反応
- タンパク質 → アンモニア系の匂い
- 分解産物:アンモニア、揮発性アミン類
- 脂質 → ワキガ特有の匂い物質
- 特に有名なのが
- 3-メチル-2-ヘキセナール(青臭い・玉ねぎ様の匂い)
- ジアセチル(チーズっぽい匂い)
- 特に有名なのが
- ステロイドホルモン代謝物 → 獣っぽい匂い
- 性ホルモンに関連した分子が分解されて、動物的な匂いを発します
つまり!!この「分解で出る揮発性物質」こそが ワキガ臭の正体なんです。菌によってアポクリン汗が分解され、数種類のにおい成分がミックスされ、あの嫌なワキガ臭を発生させるということ。
ステップ3:ワキガ臭が強まる条件
- 汗腺の分泌量が多い → 栄養という原料が増える
- 菌が繁殖しやすい環境(高温多湿、通気性の悪い服)
- ホルモンの影響(思春期・妊娠・更年期などで成分が濃くなる)
つまり「汗 × 菌 × 環境」が揃うと匂いが強くなるということです。
ステップ4:ワキガ臭を強めるその他の理由
同じ「ワキガ体質」の人でも、匂いの強さやタイプが人によって違うんです。吐き気を催すほど強烈な臭いを発する人や、軽度の人。私自身は中度ですが、体調によって匂いがキツく感じられる時もあったりして。
- アポクリン汗腺の発達の違い
- アポクリン汗腺の数・発達の大きさには個人差があるので、匂いの強度が変わります。
- 食生活の乱れ
- 高脂肪食や肉食・アルコールの飲酒は、匂い物質の材料(脂肪酸・硫黄化合物)を増やすと言われています。
- 常在菌の種類
- 同じ人でも「どの菌が優勢か」で匂いが変わると言われています。
(例:コリネバクテリウムが多い人は強烈な匂いを出す)
- 同じ人でも「どの菌が優勢か」で匂いが変わると言われています。



つまり、ワキガ臭を強めないためにできることは、汗を出さない状況(リラックス状態)でいる、菌を繁殖させない工夫が大切だと考えています。ワキガだからクリームを!と思いがちですが、まずはこの仕組みを理解するのがとても重要。
ワキガ(腋臭症)の原因メカニズムを科学で徹底解説!まとめ
いかがでしたか?私たちの悩みの種、憎き「ワキガ臭」がどのようにして発生するのか理解していただけたと思います。
実は欧米人は2人に1人以上はワキガ体質なんですよ!でも、日本人や東アジア人は、なんと10人に一人の割合がワキガ体質で少数派。中学校のクラスに3人いる計算。
そのため、日本では「体臭が強い=気になる」という文化が根付きやすいのに対し、欧米では「当たり前の体質」として受け入れられやすい背景があります。(体臭が気になって仕方ないのなら、思い切って海外へ行くのも一つのアイデアかも!)
ワキガは「ただの汗くさい」じゃない。遺伝子・汗・菌・生活習慣 が重なって生まれる複雑な現象です。
だからこそ「私が悪い」なんて思わなくていいんです!!
たまたま、日本というワキガ体質の人が生きにくい場所に生まれてしまっただけ。
ワキガは「科学で説明できる体質」なんです。
この記事が、少しでもあなたの安心と希望になればうれしいです。
そして私自身も、まだまだ試行錯誤の途中。一緒に「においを気にしなくてもいい幸せな未来」を探していきましょう。





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