小学生のわき（脇が）臭い原因はワキガかも？対策と治療方法を解説

このブログでは、ワキガで悩むすべての人が、自分らしく生きるための情報をシェアしています。

今回は、小学生のワキの臭いの対策と治療方法について解説します。

特に、ワキの辺りから強い臭いを発している場合、ワキガ（腋臭症）と呼ばれる病気の可能性があります。

ワキの臭いは、学校生活を送る中で本人にとって大きな悩みの種になります。

ケアをすることなく過ごし続ければ、本人が悩んで自信を失くしたり、イジメの原因になったりすることがありますが、ワキガに対するきちんとした治療法やケアがありニオイを抑えることができます。

本記事では、小学生でもできるワキガの対策と治療方法について解説します。

ワキガは、適切な治療方法や対策をとることで臭いを軽減させることができます。

この記事は3分で読めますので、最後までじっくりご覧ください。

小学生のわき（脇）が臭い原因はわきがかも？

ワキガとは

ここで簡単に、ワキガのメカニズムを解説しましょう。

私たちの体には、2種類の汗腺が存在します。

「エクリン汗腺」は身体中に存在し、塩分を含む無職透明なサラサラした汗。

「アポクリン汗腺」は主にワキ、乳首周り、デリケートゾーンに存在しています。

ワキガの原因となるのは「アポクリン汗腺」から分泌される、脂質・糖質・タンパク質を含む黄色でベトベトした汗。

これと皮脂が混ざり合って皮膚の常在菌のエサになり分解されることで、ワキガ特有のニオイが発生。

ワキガ体質の人は、アポクリン汗腺がワキガでない人に比べて発達しているため、ニオイが強くなります。

ワキガはどんな臭いがする？

ワキガは、暑い時や運動した時のエクリン汗腺からでた汗臭さとは違い、独特の嫌なニオイを放ちます。

個人差はありますが、一般的には以下のようなニオイに感じる人が多いそうです。

ワキガのニオイの特徴

私の場合、生の玉ねぎを食べた後の口の匂いに似ているな・・・といつも思います。

普通の汗のニオイとの違いは？

エクリン腺から出るしょっぱい汗は、拭いたりシャワーですぐ落ちますが、アポクリン線の汗は違います。

普通の汗は、酸っぱいにおいですが、ワキガの臭いは鼻につく臭い、気分が悪くなる人もいるくらい強烈な臭いです。

汗をかかないはずの冬場でもワキに汗をかき、ニオイが気になる場合は要注意です。

ワキガの発症年齢は？

ワキガは、思春期を迎える頃に発症することが多いと言われています。

その理由は、アポクリン腺は思春期から分泌される性ホルモンの作用によって活性化するため、発症年齢は10代から20歳頃だとされています。

最近では、初潮（生理）を迎えるのが低年齢化していて、女の子なら小学生中・高学年になるとワキの臭いが気になってくる可能性もあります。

今すぐできるワキガのチェック方法

ワキガのセルフチェック方法

ワキガのセルフチェック

ワキガは遺伝性の強い病気なので、ご両親のどちらかがワキガの場合、お子さんも50%の確率でワキガ体質を受け継いでいる可能性があります。

また、耳垢がベトベト湿っていて、耳掃除は綿棒派でと言うお子さんも要注意。

服のワキの部分に黄色いシミができて、洗濯で落ちない場合もワキガの可能性が高いと言えます。

ワキガのニオイレベルチェック

軽度（ワキに鼻を近づけると臭うレベル）

ワキに鼻を近づけたり、手で触ったりしてほんのりワキガ臭がする場合、軽度のワキガだと言えます。

自分でワキガだと自覚している人が少ないレベルです。

この程度の症状では、他人に気づかれることはまずないと考えられます。

それでも、自分の臭いが気になるという場合は、自分の臭いを気にしすぎる「自臭症」と言う別の病気の可能性があります。

あまりに気になるという場合は、早めにクリニックを受診されることをお勧めします。

中度（密閉空間だと周囲の人にも臭うレベル）

近寄ったり、密閉空間で一緒にいると他人に臭いを気づかれるレベルは、中度のワキガです。

周囲にほんのりとワキガの臭いが漂うので、近くにワキガの人がいることに気がつく人もいる可能性があります。

屋外などの風通しの良い場所などでは、あまり気になることはありませんが、教室や体育の授業などお友達との距離も近くなるため注意が必要。

お子さんがワキガ体質であることにご家族が気が付いた場合は、中度〜重度のワキガである可能性が高いです。

重度　（部屋に入ると誰もが気づくレベル）

重度のワキガは、同じ部屋にいるとニオイが充満して気分が悪くなる人もいる位、強い臭いを発します。

寒い季節に上着を着ていても、周囲にニオイが漏れ出すような場合は重度のワキガの可能性が高いです。

この場合、周囲の人からも誰がワキガなのか判別が付くようになるため、早めの受診をお勧めします。

市販のデオドラント製品などの対策では、なかなかニオイ軽減に効果がないのが現状ですが、本格的なワキガ治療を行うことで治せると言われています！

小学生の間に、重度のワキガを発症する可能性は低いかもしれませんが、中学・高校と年齢が上がっていくにつれ臭いがと良くなっていく場合もあります。

本人が気にしているようであれば、早めに医療機関やクリニックに相談することをお勧めします。

小学生のワキガ臭対策・デオドラント

それでは、お子さんのワキガの症状レベル別の対策方法をご紹介していきます。

軽度ワキガのニオイ対策方法

軽度のワキガのお子さんであれば、上記の様なことに気をつければニオイが改善する可能性があります。

市販のワキガ専用デオドラント製品でも、充分に効果が得られることもありますので、ぜひ試してみてください。

まずは安価でドラックストアで買えるものを選んでみましょう。

ジェルタイプ、クリームタイプ、ロールオンタイプなどあるので、まずはお子さんに合うか試してみてください。

口コミ評価の高かった低価格で手に入る、市販のデオドラントをピックアップしました。

ワキガの原因菌を殺菌する

＼殺菌成分配合でワキを洗う／

＼柿渋が臭いを抑える／

塗ってニオイを抑える

＼低価格なのに高評価／

＼@コスメで口コミが良かった／

衣類につくワキガ臭を予防・消臭

＼衣類にワキガ臭が付着・臭うのを防ぐ／

中度ワキガのニオイ対策方法

中度のワキガの場合も、まずは軽度と同じ対策を基本として試してみてください。

それでも全くニオイが軽減されず、ご本人の辛さが増してしまう場合、高価にはなりますがワキガ専用の外用薬を使ってみるのも一つの方法です。

私も小学生の時に中度のワキガを発症し、本当に悩みました。

ワキガ臭を抑えると謳われた高価な商品を使っても、全く効果がなかったという悲しい思いを何度も経験しました。

効果を過大広告する商品には安易に手を出さず、信頼できる口コミなどを調べてから、判断していただきたいというのが本音。

重度ワキガのニオイ対策方法

重度のワキガレベルになってくると、お子さん自身だけでなく、周囲の人を不快にさせてしまう可能性があります。

ワキガは腋臭症という立派な病気なので、本人が悪いわけでは決してないのですが、周囲はそう思ってくれる人ばかりではないのが現実だと思います。

私の学生時代にも、重度のワキガの友達がいましたが、本人は全く自分がワキガだと気づいていませんでした。

私自身もワキガ体質であったものの、重度のワキガの人のニオイは本当にキツく、臭いに敏感な周りの友達は吐き気を催してしまっていました。

重度の場合、デオドラント製品では臭いを軽減させることは難しいと言われていますので、お近くの皮膚科・形成外科・美容クリニックに相談に行かれるのがおすすめです。

小学生でもできるワキガを治す治療・手術方法

小学生のワキガ治療は何を選べば良い？

1番効果の高い剪除法は小学生は受けられない

ワキガの治療方法は、沢山の種類があります。

最も効果が高い方法は、保険適応で受けられる「剪除法（皮弁法）」という外科手術だと言われています。

ワキの皮膚を数センチ切り、ワキの皮膚を裏返して医師が目視しながらアポクリン汗腺を確実に取り除きます。

ただ、この「剪除法」は体への負担や傷跡が残る可能性が高いなどデメリットもあります。

基本的に小学生は受けることができません。

傷が残らない流行りのレーザー治療は効果に個人差がある

最近では、小学生でも受けられる美容外科クリニックの傷跡が残らないレーザー・電磁波治療が人気を集めています。

しかし、体に負担がかからず傷跡も残らない反面、どの治療方法も直接アポクリン汗腺を見ながら除去できるわけではないので効果には個人差があります。

「傷の目立たない超音波法」「傷はわずか１センチ」などのような文字や、「１センチ程度の傷から特殊な器具を使用してアポクリン腺を除去する」などという広告も目にします。しかし、アポクリン腺は直視下に除去しなければ、十分な除去は出来ません。

引用元　水の森美容外科

しかも価格は３０万円以上するところがほとんど。

ワキガ治療の経験者のSNSやブログなどで効果があったか調べてみましたが、効果があった人、無かった人と意見が分かれました。

また、明らかに価格が安い場合、何か理由があるはずなので安易に飛びつかないようにしてください。

レーザー・電磁波治療で効果がなかった場合は、将来的に剪除法を進められるケースもあるそうです。

参考までに、小学生でも受けられる治療方法をご紹介します。

方法1 ボトックス注射

費用　3〜５万円

ボツリヌストキシン毒素をワキに注射することで、汗腺から汗が分泌されないようにする治療方法です。

ワキガの根本治療ではありませんが、汗をかかないことで臭いを軽減させる効果が期待できます。

ワキガの人は、多汗症も同時に発症していることが多いため、ワキの汗ジミを気にするストレスをなくすこともできます。

施術時間も短く、体への負担も少ないためお子さんのワキガ治療にはおすすめです。

しかし、効果が続くのは数ヶ月〜半年程度なので、何度も通院し続けなければいけないというデメリットもあります。

メリット

デメリット

方法2 レーザー治療

費用　３０万円〜３３万円（トータルで）

反復施術で広い面でのレーザー照射を行うことによって、アポクリン汗腺を全体的に破壊していき、ムラのない治療ができる方法です。

メリット

ボトックス注射と同じく小学生のお子さんのワキガ治療の第一選択肢になってきます。

体への負担も、痛みも比較的少なく、術後もほとんど生活に影響がありません。

アポクリン汗腺にレーザーでダメージを与え、臭いの原因である汗を出させないようにします。

デメリット

レーザー治療のデメリットは、アポクリン腺を破壊するために何度もクリニックに行き、治療を受けなければいけない点です。

ワキガの症状の度合いによっては、2ヶ月おきに6〜８回クリニックに通う必要が出てくる可能性があります。

トータルで３０万円〜ほどかかるのが一般的です。

方法3 ミラドライ

費用　25万円〜35万円

ミラドライは、比較的新しく開発された今とても人気のあるワキガ治療方法です。

ミラドライの装置から5.8GHzのマイクロウェーブ（電磁波）を患部に照射し、汗線の集中する真皮の深層を熱してワキガ・多汗症の原因となる汗線を破壊します。

メリット

デメリット

方法4 ビューホット

費用　30〜40万円

ビューホットとは、マイクロニードルRF（高周波）という新しい技術を応用した、最新のワキガ（腋臭症）・多汗症治療器です。

30G×36本の細い針が付いたスタンプ型の機器の針先から高周波の熱エネルギーが出て、汗やワキガ臭の原因であるエクリン汗腺・アポクリン汗腺を熱凝固で破壊します。

メリット

デメリット

小学生の子供のワキガ治療まとめ

本記事では、小学生のお子さんのワキガ治療と対策について解説しました。

ワキガで悩むお子さんは、貴重な学校生活を送る中でとても辛い思いをされているかもしれません。

本人が全く気にしていないようなら、消臭効果のある衣類に変えてあげたりしてそっと見守ってあげましょう。

デオドラント石鹸や外用薬を試してみて、効果がなければ（お金に余裕があるなら）信頼の出来そうな美容外科でレーザー治療を受けさせてあげるのも一つの方法です。

その場合、信頼できるクリニック選びも慎重に、効果がない可能性もあることも忘れずに。

お子さんが、ニオイを気にせず自分らしく学校生活が送れるように、サポートしてあげたいですね。