mamekoこんにちは。ブログ「ワキガ専科」管理人のまめこです。ワキガ歴30年、臭いの悩みと向き合ってきたwebライターです。
ワキガの悩みを持つ方にとって、従来の治療法といえば「手術」や「ミラドライ」などの汗腺を破壊する治療が主流でした。
しかし、臭いに悩んでいても、手術は体に負担がかかることや、傷跡、ダウンタイムといった不安もあり踏み切れない人も多いのが現状。
今、その状況を一変させる可能性を秘めた、全く新しいワキガ治療法が開発されています。それが、アメリカのバイオテクノロジー企業が開発を進める、マイクロバイオーム技術を用いた治療「Swaq(スワク)」です。
【超最新ワキガ治療 /Swaqとは?】手術ナシでニオイの悩みを解決するマイクロバイオーム技術を解説


1. Swaqとは?「原因菌」を遺伝子レベルで書き換える
Swaq(スワク)は、ワキガの根本原因である「ニオイ菌」そのものをターゲットにした、革新的な治療アプローチです。
米国バイオテックベンチャーTaxa Technologies, Inc.(本社:San Francisco, CA、代表:Xavier Segel、福永祐一、以下「Taxa」)は、ワキガ原因菌と無臭菌を入れ替えるという世界初※1のメカニズムにより、一度の塗布で一週間以上のワキガ防止効果が見込めるデオドラント「Swap」がアメリカで誕生したことをお知らせいたします。
なお、本製品はアメリカにて2026年初旬の販売開始を予定しております。
引用元 PR TIMES
ワキガのニオイは、アポクリン汗腺から出た汗を、皮膚にいる特定の常在菌(原因菌)が分解することで発生します。Swaqが目指すのは、この「分解プロセス」を止めることです。



開発者は日本人の福永祐一さんという研究者の方。アメリカで2026年発売ということは、日本で発売されるのは数年後でしょうか??
原因菌の「遺伝子改変」
Swaqは、以下のようなメカニズムでワキガの根本解決を目指しています。
- ターゲットの特定: ワキガ臭を作り出す原因菌(例:ジフテロイド菌)を特定します。
- 遺伝子の改変: その原因菌が持つ、「ニオイ物質を生成する機能」に関わる遺伝子を、最新のバイオテクノロジーを用いて改変します。
- 無臭化の実現: 遺伝子が改変された菌は、汗の成分を分解してもニオイの原因となる物質(揮発性脂肪酸など)を作ることができなくなります。
これは、ワキガの原因菌を殺すのではなく、「ニオイを分解しない菌」へと進化させる、まさに夢のようなアプローチです。
2. なぜSwaqはワキガ治療の「希望」 なのか?
Swaqが実現すれば、従来の治療法が抱えていた多くの課題を一挙に解決する可能性があります。
| 従来の治療(手術・熱破壊) | 新しい治療(SWAQ) |
| 治療対象 | 汗やニオイの元となる汗腺(アポクリン腺・エクリン腺)を破壊する。 |
| 体への負担 | 手術痕が残る、ダウンタイムがある、熱による痛みがある。 |
| 効果 | 破壊した汗腺からのニオイはなくなるが、残った汗腺からのニオイは残る場合がある。 |
| 安全性 | 汗腺以外の組織(神経など)にダメージを与えるリスクがある。 |
3. Swaqが解決するワキガ治療問題
特にワキガに悩む方々が今まで諦めていた部分に光が当たります。
① 中高生や若い世代への希望
汗腺の発達が未熟な中高生は、ミラドライや手術を勧められないことが多くありました。Swaqは汗腺を破壊しないため、体の成長を待つ必要なく、より若いうちから安心して治療を受けられる可能性があります。
② ダウンタイムや傷跡の不安解消
「夏までに治したいけど、手術の傷跡が気になる」「ダウンタイムで学校を休めない」といった悩みが、Swaqでは大幅に軽減されることが期待されます。



特に重度のワキガ体質で、塗り薬では効果がなく、手術に踏み切れない人にとって希望の光になるのでは!?
ワキガ治療は「破壊」から「制御」の時代へ
Swaqの開発は、ワキガ治療が「汗腺を破壊する時代」から「ニオイ菌の活動を制御・修正する時代」へと進化する大きな一歩だと言えます。
まだ研究開発段階であり、実用化には時間がかかる見込みですが、これはワキガに悩むすべての人にとって、手術以外の選択肢として大きな希望の光です!
ぜひ続報に期待しましょう。
このブログ「ワキガ専科」でも、今後情報を追って行きますのでぜひチェックしていてくださいね!





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